Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
前回、初入院「めまい症候群」の話を書いたが、今回は昨年、二回目の入院の話。
9月頃から、右側の股の部分に違和感を感じたのが発端。股の部分だけど、明らかに泌尿器ではなく少し逸れてる感覚。まずはかかりつけの病院へ。そして泌尿器科を紹介してもらう。
その頃には、もう立っていられないぐらいの激痛だったけど、腫れ、外観の異常はなし。
泌尿器科でも問題ない、不明との事。
次に整形外科で関節、骨などを疑ってみてもらう。これも問題なし。ただ「鼠径ヘルニア」の可能性があるとの事。
ヘルニアといえば「椎間板ヘルニア」が有名だけど「臓器が本来あるべき場所から脱出・突出する事」はすべてヘルニアと言うらしい。鼠径ヘルニアは鼠径部の弱い筋肉を突き破って腸がはみ出して変な位置に行く状態の事。つまりいわゆる「脱腸」です。 原因がわからないまま、しかし痛みは激しく、大好きな立ち飲みもままならい。横になると痛くなくなる。特に右部が痛いので、左向きに寝ると完全に治まる。そんな生活を1ヶ月ほどすると、痛みもなくなってきた。直ったかも?と思っていたら、10月、突然、右鼠径部が膨らんできた。
早速、泌尿器科へ。このときは「ほぼ間違いなく鼠径ヘルニアです」との診断。
素人ながら、最初はその筋肉部分から腸がはみだそうとして筋肉を刺激していて痛かった、慣れてきて少し痛みが引いたけど、実際にそこから逸脱してふくらんできた事によって、病名が確定したという事なのだろう。手術しか治療の方法はないので大きな病院を紹介してもらう。
本来あるべき内臓が別の場所にあっても問題はないのだけど、その部分がはみ出したまま、元に戻らない状態になると、筋肉に挟まれて、腸が嵌頓(かんとん)つまり壊死する可能性があるらしく、そうなると緊急手術となる。実際、痛みもあるので、即手術をお願いして、一ヶ月後、11月手術入院。入院といっても、一日目簡単な検査、二日目手術、三日目の昼には退院という簡単なものみたい。
何をするかというと、前述の通り、その部分の筋肉は強化出来ないので、そこにメッシュ(網)を入れて腸がはみ出さない様にする。
腹腔鏡手術の発達のおかげで、おへその穴と他2点小さい穴をあけて、傷口もすぐに直るそうな。
全く難しい手術ではないと説明されるも、本格的な全身麻酔は初体験で不安だったけど、無事終了。
おへそと、新たに2つ穴をあけての手術なので、穴の痕が残るのと、おへその穴の形が変わってしまった。いままでいいヘソの穴の形していたので残念。全く見たこともない形になった自分のヘソに違和感。
という事で、無事、二回目の入院、初の手術はうまくいき退院。高齢になってきたので、これからも、どんな病や入院、手術が待ち受けているのか?