Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
『水中音楽』といっても新しい台湾のバンドとかいう事では無く文字通り水中で聴く音楽のことだ。
ここ数年ジムのプールにほぼ毎日のように通って泳いでいる。
大体毎日30分くらいかけて1キロ程度泳ぐのだが、水泳している間に音楽が聴けないか?と思い至ったので防水のイヤホンを探してみることにした。
防水のイヤホンには防水等級というのがあってIP68というのが最高の防水性能だ。
この性能のもので探して最初は普通のカナル型の防水イヤホンを使ってみたのだが、カナル方のものは(耳の中に水が入ってこないように)耳の穴とイヤホンがぴったり一致している必要がある。
尚且つ泳いでいる途中でイヤホン外れて一度耳に水が入ってしまうともうその後は聴こえないという感じで、通常のカナルイヤホンでもなかなかピッタリくるものがない耳穴の持ち主としてはそもそもかなりハードルが高く、一度使用してみたもののやっぱり耳に水が入って使い物にならなかったので断念した。
なかなか諦めきれないので次に骨伝導のタイプのイヤホンで探してみた所これにたどり着いた。
骨伝導のイヤホンは通常の場面で音楽を聴く際にはちょっと使い物にならない感じなんだけど、水泳用のこれは泳ぎながら聴くにはとても良かった。 耳栓をしてこれをつけるとかなり良い感じで水中で音楽を聴くことが出来る。 途中で耳に水が入って、、というようなストレスもない。
という訳でこのイヤホンを装着して毎日泳いでいます。
この『水中音楽』というのが自分には今までに無い新しい音楽体験で中々良い。
擬似的な無重力(に近い)空間で音楽を聴くのは気持ちが良いのだ。
多分体の疲労と血流と脳の関連だと思うけど、ある程度の距離(数百メートル)を泳いでいるとスッと力が抜けてサウナの整いにも通じるような『無』の境地に至るのだが、(マラソンにもランナーズハイというのがあるらしいがこれのもっとすごいやつなのでは?と想像している。)音楽を聴きながらだとよりスムーズにこの『無』の境地に入っていける感じがしてとても良い。
という訳で『水中音楽』のおかげで毎日泳ぐのがやめられないのです。。