Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
9月10日。「青春18きっぷ」期限最後の日。1回分を残して迎えることとなった。「よし!ランチを食べにでかけよう!」の贅沢。
以前、お金持ちが飛行機で札幌まで行ってラーメン食べて帰ってくる、っていうネタを聞いた事があったけど、青春18きっぷならこれもアリでは?。
でもそこは貧乏性。一店だけ行って帰るのはもったいない。何軒かまわりたい。
高松でうどん店巡りか?和歌山でラーメン店巡りか?いろいろ悩んだけど、以前気になる愛知県のご当地丼の動画を2店みたことがあった。「カイコウ飯」と「味覚飯」。
ものすごく美味しそうだったので、調べなおして、昼食と夕食で、この2店に行ってみる事に決定!
当日。5時起き。JRの始発に乗り込んだ。
東海道線快速で米原まで。
乗り換えて大垣。そこからは名古屋側の快速で名古屋を通過し、金山駅で下車。
ここから名鉄の快速に乗り換えて、目指すは、東海市の「東菜館 純ちゃん」のメニュー「カイコウ飯」。
太田川という駅に10時15分頃到着。
お店は駅からすぐ、開店まで45分あるので、一度店を確認して駅へ戻る。
JRの共和駅という所までバスが出ていると調べてあったので、バス乗り場と時刻表を確認。
次は11時35分。これを逃すと13時までない!
JRの駅に移動さえすれば、乗り放題を利用して、夕食まで駅めぐり、観光が出来るかも!という計画。
11時オープンで30分で出なくてはならない。間に合うだろうか?
ここで大きな野望が頭をよぎる。
「もしかして、このバスで次の店へ行ったら、ランチ時間内で2軒まわれるのでは?」
それもアリ?...だとしたら、どんな事をしても11時35分のバスに乗りたい。
開店15分前に「東菜館 純ちゃん」へ。11時開店予定だったが、10分早く開けてくれた。
一番の入店。中はとてもいい雰囲気。
早速、目的の「カイコウ飯」を注文。
美味しい〜!!あえてわかりやすいもので解説すると鶏の唐揚げの野菜あんかけ丼といった感じ。中華丼に近いんだけど、味付けがよくて、鶏肉もやわらかくて、素晴らしい。
なにより量がすごい。がっつり大きめの鶏の唐揚げが沢山入っていてお腹いっぱい。
ごちそうさまでした。
はやめの開店のおかげでバスには余裕で間に合った。
が、今度は「お腹いっぱい」という問題が出てきた。
元々、この歳でランチに2杯の丼はギリギリの選択なのだが、更に量がすごかった。
ひとまずバスに乗ってJR東海道線の共和駅へ移動。
目指すは、JR安城駅。東海道線は各停、快速、かなり本数がある。
ランチタイムに次の店に行ける事は確定した。
それなら逆に、間をあけてランチタイムギリギリに行きたい。
現在12時過ぎ。少し寄り道して行こう。
三河安城駅で途中下車。
東海道線には安城駅と三河安城駅があって、更に三河安城駅は新幹線駅と東海道線の駅がある。
三河安城と言えば「のぞみ」に乗る人には有名な駅。
というのも帰阪時、名古屋直前で「ただいま三河安城駅を時刻通りに通過いたしました」と必ずアナウンスされるから、降りた事ないけど「名古屋の手前は三河安城」って事はずっと知っていた。
新幹線の三河安城駅は請願駅としてJR化直後に出来たらしい。
東海道線の駅と少しだけ離れていて連絡通路を使うと200mほど。
安城駅の方が元々古くから町の中心だった様で、三河安城は新幹線の駅が出来てから大きく発展した模様。高いビル、ホテル、マンションなどが多かった。ちょっと暑くて、あまり散策する気分にはなれず、早々に東海道線の方に戻り、次の安城駅へ。
13時、まださっきの食事から2時間だけど、少し歩いたので、まあまあ食べられそうな気になってきた。
さあ、いくぞ〜〜! しかし暑い...
熱中症になっちゃいそうなので、コンビニで凍ったスポーツドリンクを購入。
身体にあてて冷やしながら、1キロ弱歩いて目的地「味覚亭」に到着。
店内は冷房で涼しく、生き返った!
さて、こちらでは「味覚飯」を注文。
肉と海老バージョンがあって、ご飯の量の増減、具の大盛りも出来る。
ここは迷わず、肉のごはん少なめ。更にご飯少なくしていただきました。
なんとも美味しそうな輝き。
苦労してたどり着いた事もあるのかもしれないけれど、これは感動ものの美味しさ。サイコー!!
あえてわかりやすいもので解説すると豚肉の唐揚げの玉子とじかな?
カツ丼にも近いけど、う〜ん、でもかなり違うな。豚肉以外何も入っていないし、ダシというより甘ダレが美味。
ご飯少なくしていただいたので、具の割合が多い分、贅沢な味わいで更に大満足。
実は同じ様なメニューとして、三河安城、北京本店の「北京飯」と言うのがあるみたい。
そっちのほうが発祥らしい。比較のテレビ番組の動画があったのだけど、味付け、豚肉の種類(味覚飯は豚バラ)が違ったり、玉子のトロトロ具合が違ったりするそう。
二店は友好関係にあるそうで、地域のグルメを盛り上げているとか。
いつか「北京本店」も行ってみたい。
さて、昼、夕で二軒まわる予定が、お昼で二軒まわれてしまった。
う〜ん。夕食はどうするか?
名古屋で観光して味仙、風来坊、大甚、のんき屋、大黒も考えたのだけど、名古屋圏の夜のラッシュに大阪方面に帰るとなると、かなり混雑の覚悟がいる。
トイレに行きたくなって途中下車でもしたら、最終電車で帰れなくなるかも?
そこで考えたのが、以前行った事があった大垣の飛騨牛ホルモンのお店、16時からオープンで飲み放題あり。
大垣で夕方から2時間ぐらい食事して帰れば余裕だ。
電車の混雑は、名古屋からだと夜は岐阜、大垣あたりまで混むイメージ、米原からは逆に関西圏へ向かう形なので混まないはず。
つまり、20時頃に名古屋から岐阜、大垣方面に乗るのと、18時頃に大垣から関西方面に乗るのでは混雑度が全く違うと予想しての判断。
という事で、大垣を目指す。安城から、大垣行きは快速で一本、1時間。15時過ぎに到着。
北口はアクアウォークという大きなショッピングモールがあって、16時までブラブラ。
16時前に目指すお店「飛騨焼肉ホルモン ぼたん」へ。
オープンと同時に入店。1時間飲み放題580円の席へ。
奥の綺麗なテーブル席と違い、入口付近にちょっと屋台っぽい作りで、各テーブルにレモンサワーのサーバがある飲み放題席。それ以外の飲み物はファミレスのドリンクバー風。最初に氷、レモン入りの空ジョッキが提供され、セルフで好きなだけ飲んでいい。
お箸、皿などもセルフ。ポッカのレモンも入れ放題。あまりチャンポンしたら帰りがつらいので麦焼酎のソーダ割り、烏龍茶割りなどを作って何杯もいただく。
お肉はとても安くてカルビ、ハラミ、ホルモンなど、おいしくいただきました。
う〜ん。昼から、どんだけ食ってんねん。でも大満足。
飲み放題は30分300円で延長も可能。電車の時刻と相談して30分だけ延長した。
17時半の新快速で米原へ向かう。予想通りまだ混んでない。
が、途中でどうしてもトイレに行きたくなる。快速電車にはお手洗いがあるのだけど、車両編成も長いのでどこにあるか探して車両移動もなんだし、まだ時間の余裕があるので、米原到着目前だけど、途中下車して駅のトイレへ。
たまたま降りた近江長岡駅は無人で、静かな所でした。乗降客もまばら。
少し田舎気分に浸って、次に来た電車に乗り米原、そして快速で大阪へ。
始発から14時間。丼2種、焼肉、観光なしの楽しい1人旅でした。