Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
子どもの頃から寝つきが悪い。多分、肩にある傷が炎症を起こしているのだと思うけど、チリチリとかゆいような痛いような感じでバリバリとかいてしまう。枕の位置が合ってないような気がして一度起き上がって頭を乗せ直したり。起きている時はちょっとどうかというくらい適当で雑な人間なのに、寝る前だけはいろいろなことが気になってしまう。上向だから寝られないんではないかと横になったり。右が下だと消化に悪いんじゃないっけと逆向きになったり。(ほんとはどっちだったかな……)そうだ、ストレッチをしてみると体がほぐれて寝られるかもしれないとベッドの中で屈伸。いやラジオ体操したらもっとよく眠れるかも。ていうか、ラジオ体操の音楽はかんぽ生命が権利を持っているっていうのはあまり知られてない。使用申請もかんぽにするっていうのは意外だった。第二はどこにするんだっけ。何に使うかによって申請先がちがったはずだ……ガバっと起き上がってスマホで検索。スマホだと小さすぎるから、さっきシステム終了したけどパソコンの電源入れてJASRACのホームページでデータベース検索をしたりする。それ、今やらなくていいでしょ……と思いながらも、「ラジオ体操第一伴奏曲」「ラジオ体操第二伴奏曲」「みんなの体操伴奏曲」「ラジオ体操の歌」という似てるけど別な曲が存在することがわかった。もしかしたら、これを読んでいる人の中に、「ラジオ体操の使用申請をしなくちゃと思ってたとこだった!」という人がいるかもしれないので、かんぽ生命のリンクを貼っておきますね。
https://www.jp-life.japanpost.jp/radio/abt_csr_rdo_cr.html
でも
著作権法に関わらず、当社で定めた下記項目に該当する場合は、申請の必要はありません。
自治体が主催するイベントで使用する場合
スポーツイベント等で参加者の準備運動として使用する場合
職場において従業員の健康増進を目的として始業前や昼休みなどに使用する場合
個人が動画投稿サイトへラジオ体操第一を行っている動画をアップロードする場合
と書いてあるので、まあ一般的な使い方だったら申請もしなくて大丈夫そうです。
など、こういうことをしてしまうので寝そびれてしまうのだった。質の良い睡眠とは真逆のことばかりしている。
あんまりいろんなことを考えないようにするためにテレビをつけて寝るというという人がいたので私も。こういう時にテレビのHDに録りためている番組を見よう。録画しているのは主にドキュメンタリー。戦争中の実際の映像を見るたびに、こんな生命の危機が目の前に迫ってるような状況でも撮影してるなんて、こんな映像が残ってるなんてすごいなあと思う。一番ふるえたのは一見静かで美しい映像の「レーベンスボルン 生命の泉計画」を題材にしたもの。この計画を正確に伝える自信がないのでWikipediaのリンクを貼ります。こんな恐ろしい計画の記録が残ってるなんて。ナチスに関するドキュメンタリー、いいことも悪いことも記録がたくさん残っているのがすさまじい。それもものすごく詳細な映像や写真や数字が残っている。組織全体が記録魔だと思った。
https://ja.wikipedia.org/wiki/レーベンスボルン
なんて恐ろしい計画だろう。
あとナチスじゃないけど、子どもの吃音に関する研究をしていた科学者が徐々にダークサイドに足を踏み入れた話も怖かった。端的にいうと意図的に子どもを吃音にする計画で本当に背筋が凍る。科学の輝かしい進歩の裏で行われた闇部分のドキュメンタリーシリーズでとても好きだった。
恐ろしいけど、見るのをやめられない。これじゃ寝るどころではない。背筋が凍ってる場合じゃないんです。寝ないと。ドキュメンタリーは見る時間帯をちゃんと考えてないといけない。早起きして朝見るのが良いのかもしれない。
そもそも、寝る前にはテレビやスマホ、パソコンのモニターを見てはいけないというではないですか。
というわけで、最近はお風呂にリラックス効果のある入浴剤を入れ、部屋の電気をうすぐらくしておく。ちょっといい匂いの何かでさらにリラックス。寝ながらラジオをタイマーにして聞く。ラジオも芸人さんがパーソナリティのものだと、突然大きい声が聞こえてきてびっくりしてしまうので、のどかな感じの番組を聞く。眠くなくても暗くして目を閉じていれば寝られるものだと信じてじっとしていたらだんだん寝つきが良くなってきました。寝つきの悪い皆さんがよく眠れるようになりますよう。
写真:コチョウラン
寝る前に花の様子をしみじみ観察していると、「花を見たりする余裕があって、今、とてもリラックスしている……」と思えるので良い。水をあげるだけでこんな花が咲くなんて植物はすごい。