Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
「ナニコレ?!」と思うようなモノを淡々と作り続けるような人がいます。それをめざとく発見し、更にそれを自分なりの工夫でうまく利用して音楽を作っているような人がいて、更にそれをネチネチと検索して、「ほほぅー」と感心して見ている私のような人がいます。入れ子構造ですね。
最近、一番ビックリしたのはこちら。ええと、説明読んでもイマイチよくわからないので省略しますが、なんでしょうね?足スクラッチ?なんか知らないけどすごい。かっこいいです。(でも高齢の方は真似しないでくださいね。)
ELECTRONICOS FANTASTICOSは、どうやらオープンリールを使ったパフォーマンスされていた和田永さんのプロジェクトのようです。他の動画もほんとに素晴らしいのでぜひ見てみてください。
次は、
どうやら水光社という会社から出ている「詩吟」のお稽古のためのマシンらしい。「詩吟」という文化が日本にあったということはすっかり忘れていましたが、小学生時代、母が突然「詩吟講座」に行ってきて、家でカセットを流しながら唸りだし、家族一同たいへん辛い思いをした時期があったことを思い出しました。幸い、自分でもさほど芳しくないと自覚したのか、苦情に屈したのか、まもなくやめてしまったので助かりました。こんなマシンで練習するものとは驚きです。そして詩吟マシンをわざわざ輸入してアンビエントな楽曲作りにいそしむ人々がいるとはさらなる驚き。Japanese Poetry Machineとかって呼んでるみたいだけど、よく見つけてくるなぁ。
さて、次はやや定番ですが、お経マシン=Buddha Machine。ベトナムのブッダマシンを使ってダンバウ(ベトナムの一弦琴)の練習をするとベトナム風の抑揚の付け方の体感的練習になるかと思い、物色していたのですが、日本のものも見つかりました。
(堂々としたよいお名前。ウルトラマンも応援に駆けつけました。)
ひょうたんのコレは中国モノですが、とてもかわいい。絶対ほしいのにSOLD OUT!滋賀に実店舗があるようです。
同じ「ブッダマシーン」ですが、こちらはお経ではなくドローンというか、アンビエント音楽用の音源のようで、今は入手困難なようですが、人気アイテムのようです。日本産。
人知れず、自分の好きなものをコツコツと作る人がいて、それを敏感にすくい上げ自分のモノとしていく人がいる。そこにフィードバックループが成立していくなら、それが微小な輪であったとしても、美しく楽しい。
小さな小さな個人商店こそ、明日の文化の種なのです。インボイス等々、各種の愚策によってそれらを潰す方向に世の中が進んでいることは残念でなりません。
最後にアンコール! これスゴイ好き