Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
先日新宿西口の思い出横丁(ションベン横丁とも言う)にふらりと迷い込んだ。
そこはかつて僕が知っていた思い出横丁では無く、外国人観光客で溢れかえっていてまさに映画『ブレードランナー』の世界のようになっていた。
表通りとはかなりギャップがあって驚いたが、通り一本入っただけでも異世界が広がっているこの感じは映画や漫画の『未来』に現実が追いついて来ているとも言えるのかもしれない。
さてさて、そんな2023年も、もう終わりです。
そんな訳でまた最近出た音源で良かったものを紹介していきます。
(年の瀬に聴きたい感じに自然となった?)
オランダのエレクトロニック・ジャズ作家JameszooとNiels Broosによるデュオがドイツのレーベルから出したアルバム。
エレクトロなjazz funk を中心とした曲群。斜め上からの視点とも言えるボーカルがないのに歌心にあふれる音楽。
Louis ColeとGenevieve Artadiのユニットのニューアルバム。
いつもの手練のミュージシャン達と共に全てLouis Coleの自宅で録音(MV撮影も)されたという相変わらずのLouis Cole節全開。
トロントの sax奏者、アンビエントトラックメイカーJoseph Shabasonが90sのスケーター映画にインスパイアされて制作したというアルバム。
アンビエント、jazz 、エクスペリメンタルの間を絶妙に行き来するセンス抜群のアルバム。
オーストラリア・メルボルン出身のjazz funk バンドが昨年出したアルバムのアウトテイクをコンパイルしたEP。
pulgasというハードコアなエクスペリメンタルバンドのギタリストのソロ作。
バンドの方とは全く異なるpopな世界観。美しいアルバム。
カナダはメルボルンのssw の2ndアルバム。
同じ出身地のMen I Trust ともサウンド的には近い部分もある。
NYを拠点に活動する兄弟デュオのアルバム。
このアルバムと同時進行で制作していたというHearth Room というアルバムも最近出ています。
以前のグリッチコアやハイパーポップという感じから少し落ち着いたエレクトロポップになった印象。
Ana RoxanneDJ Pythonによるプロジェクト。
ドリーミーでリラックスする曲が並ぶ。
カメールーン出身でブルックリンで活動するSSWの3rdアルバム。
ジャングルビート繋がり。
ファインアートのアーティストでもあるプロデューサーのジャスパー・マルサリスのアルバム。warpから。
エクスペリメンタルな内容ながらpop。
コラージュではなく生演奏重視に。
Joe Meek のI hear a new world のカバーも良。
最新アルバム。エレクトロノイズから華麗なオーケストレーションまでが一体となる相変わらずの天才ぶり。
ラストは讃美歌のように美しく始まるこの曲で。では良いお年をー。