Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
先日、『渋谷アーカイブ写真展/SHIBUYA PHOTO ARCHIVE EXHIBITION』という展示を見に行ってきました。詳細はこちら。
渋谷アーカイブ写真展、結論を先に書いてしまうと、とても良かったです。1960年代から1990年代にかけて撮影された渋谷の街並みには、懐かしい景色もあれば初めて見るような景色もあり、生まれも育ちも城南で渋谷に馴染みが深いわたしにとってはノスタルジーと新たな発見が同居する非常に興味深いものでした。展示中の写真はスマートフォン等での撮影が可能だったので、「渋谷アーカイブ写真展」「SHIBUYA PHOTO ARCHIVE EXHIBITION」といったワードで各SNSを検索していただければ今でも展示の一部を見ることができると思います。
その渋谷、現在「100年に一度」とも言われる大規模な再開発事業が進められています。副都心の一角をなす渋谷が装いも新たに生まれ変わるのは純粋に素晴らしいことだと思うのですが、一方で、戦前から平成へ至る間に様々なものが付け足され、帳尻合わせが積み重なったような雑然さと面白さを併せ持っていた渋谷駅が、今回の再開発によってきれいに整理整頓されてしまうのは、それはそれでなんだか少し残念な気もします。まあ、駅が雑然とした面白いものである必要はないので「新しくなるのか、いいじゃんいいじゃん」とも思うのですけれど。
さて、そんな渋谷駅付近の再開発の様子ですが、ここ数年の間に公開されたいくつかのミュージックビデオでその経過を確認することができます。今から数十年後、もしかしたらこれらのビデオが渋谷アーカイブ写真展のような役割を担うのかもしれません。渋谷ヒカリエの建設から始まった渋谷駅周辺の再開発事業は2027年前後まで続くそうです。
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萩原みのりさんが歩いているのは、まだ仮設だった頃の東口ペデストリアンデッキあたりでしょうか。閉鎖された状態の旧宮下公園も見ることができます。
桜丘の再開発地域を俯瞰ショットで。埼京線のホームは現在この場所にはないので若干の懐かしさを感じます。
同じく桜丘の再開発地域にてSnow Manのみなさんが歌い踊ります。周辺のビルや遠くに見える街並みで渋谷だとわかりますね。
何度か映る路地や空き地は渋谷マークシティの周辺。このあたりも新しいビルの建設が行われています。