Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
アーティストの中には、様々なジャンルで才能を発揮され、活躍される方も多い。音楽、絵画、写真、文学。表現手段が違うだけとも言えるのだが、それぞれに知識や技術が必要になる。残念ながら私は、音楽以外の芸術への何の知識や技術もなく趣味程度のものでしかない。大学時代、同じ下宿に居た中ザワヒデキの影響で、絵を始める事になる。なんちゃって現代美術的に大量に作品を作ったけれど、その価値のなさから、ほぼすべて捨ててしまった。ただ、この時期の愚作の数々は無駄だった訳ではなく、音楽において、現代音楽的手法を「なんちゃって」ではなく、斜に構えて、パロディ的に応用する方向性をみつけるのに大いに役立ったと思っている。
いくつかの油、アクリルの大きめの作品は捨てきれず置いてあるが、その1つを、一昨年発売された「松前公高WORKS」のアルバムのジャケットとして使用する事になった。とっておいて良かった。
デジカメを手に入れた頃から写真を撮影する様にもなった。何の技術もないし、コンセプトや考えがある訳でもない。ただ面白いと思ったものを撮影し、色補正もガンガンやってる。ただ純粋に楽しむ作業。音楽、テクノ、シンセなら「こういう事をやったらダサい」とか「ダレでも出来る事」「これはプロはやってはいけない」的な事もよくわかるけど、写真はただ加工して「わ〜、おもろい!おもろい!」って思ってる程度です。作品と言うつもりもないし、積極的に発表したりもしていなかったのだけど、そんな事をしていたら全く発表しないままになってしまいそうなので、このコラムでいくつか発表しておく事にした。
*以下、シリーズ毎に、サムネイルをクリックで拡大表示、表示された画像をクリックで次の画像を表示します。
まずは2004年撮影の青いシリーズ。スティーブ・ハイエットという写真家(ミュージシャン)の完全なるパクり、というよりモノマネ!自分でもやってみたレベル。雲ひとつない晴天の日に撮影して、更に多少色加工したものもある。
同じく2004年撮影で、これはたまたま近所のガソリンスタンドにあった赤色灯の看板の赤透明のプラ板を通して撮影したもの。反対側と、反射したこちら側が加工なしで複雑に入り交じっておもしろかった。
2004年。東京で都会のビルのガラスやタイルなどに映った別のビルなどを撮影。上下を反転させたものもある。
2015年。過去の海外旅行の写真に、おもいっきり素人的な加工をしたもの。MACのプレビューの色補正を何度もかけて喜んでただけ、楽しい!
同じく七色シリーズで、2015年、大阪の繁華街、京橋で撮影した。大阪の看板はカラフルなので、いい感じになる。
同じく過去の鏡シリーズに色補正処理をしてみたもの。また違った雰囲気になる!
その他、特に分類出来ないものをいくつか。
以上、カメラはRICHOのCAPLIOシリーズの何か(忘れてしまった)が2004年頃のもの。NIKON1で2014〜5年頃のもの。あとはiPhoneのカメラも使っているがどれがどれかは、はっきりしない。 iPhoneのカメラで十分なので今後デジカメを買う事はないと思うけど、つい先日、iOS16で、写真の切り抜き機能を偶然発見した!。たまたま画像を長押ししたら、切り抜かれてびっくり。次回はこの機能を使って何か作って遊びたい。