Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
今日は、「好きなイントロ」についてです。あくまで、私、あらきなおみが好きなイントロ集としてお納めください。
まず、初めて聴いた時から何十年経っても、「なんだこれ、かっこいい」と思い続けているエリック・クラプトンの”Lay Down Sally”から始めます。
エリック・クラプトンと言えば、70年代に物心ついていた人間にとって厄介な存在でした。時代別に熱心なファンと熱心なアンチがいて、まず、クリームだの、デレク&ドミノスを聴かなければならず、薬物や酒に溺れたりが伝説化して、どうにも中学生女子には年上のお兄さん達にマウントされて面倒なんでした。そんな中、ラジオの新譜紹介で流れたこの曲のイントロにすっかり魅了され、レコード店に走り、武道館ライブのチケットも買いました。武道館は心配した通り、熱心なファン同士のヤジ合戦で、昭和のプロレス会場とほぼ同じ雰囲気でした。一人心細げに二階席に座っていた私は、荒々しい客席にだいぶ緊張し、おかげで、ステージの印象があまりありません。エリックがステージから消え、サポートギタリストのアルバート・リーの持ち曲で、「アルバート!」と野太い掛け声が飛び、「エリックには興味ないんだよ」とあからさまなアピールをする一派もいました。今のお客さんの層や雰囲気は全く知りませんが、色々な時代を経たクラプトンの曲の中で今でも一番好きな曲です。
やはり何十年も大好きなイントロ。スピナーズの”Could It Be I’m Falling in Love”。
音楽を聴く一番メジャーな手段がラジオであった時代のシングルは、とかく、強いイントロが意識されていました。
同じように強いイントロで人気だったスタイリスティックスの “Can’t Give You Anything(But My Love)”
時代はだいぶ変わりますが、カルチャークラブ”Time(Clock Of The Heart)”
次に、「魂燃えるイントロ」にも触れたいと思います。
ウルトラセブンOP。
昭和ヒーロー物のイントロには心震えるものが沢山ありますが、オフィシャルな音源が見つからないので、聴いたことない方は色々検索してみてください。
「タイガーマスク(最初の)」と「宇宙戦艦ヤマト」が私は特に好きです。
ミル・マスカラスというプロレスラーの入場音楽として使われたジグソーの “Sky High”も大変燃えるイントロです。
私が日頃から好きなダサかっこいい感じ。エアロスミス “Back In The Saddle”
同じくダサかっこいいフィル・コリンズ&フィリップ・ベイリー “Easy Lover”
クラッシュの “London Calling”もダサかっこいい。
ヒューマン・リーグ”Don’t You Want Me” 邦題「愛の残り火」ベタでいいですね。
次は、「曲のリフがイントロ」というシリーズで。
U2 “Two Hearts Beat As One”
ポリスの ”Walking On The Moon”
パブリック・イメージ・リミテッドの “Annalisa”
リフイントロ且つベース始まり。セックス・ピストルズ “Don’t Give Me No Lip,Child”
ファンタスティック・ファーニチャー “Fuckin ’n’ Rollin”
やたらとイントロ長いけど好きシリーズ。
「あ、カラオケだった」と思うほどのイントロ、スティーヴ・ミラー・バンド “Jet Airliner”
エコー&ザ・バニーメン “Never Stop”
ジョー・ウォルシュ”Life’s Been Good”
ダリル・ホール&ジョン・オーツ “Say it Isn’t So”
(長いと思ってたらそうでもなかった)スウィング・アウト・シスター “Break Out”
最後は、血湧き肉躍るイントロ。
スティーヴィー・ワンダー “You Haven’t Done Nothin’
アース・ウィンド&ファイヤー “September”
ビートルズ “Strawberry Fields Forever”
ということで、今回は終わらせたいと思います。