Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
新しいものが好きだ。新しい技術によって可能になる新しいことにはワクワクする。
音楽も、リリースされたばかりの新譜をチェックするのが好きだ。サブスクでCDが売れなくなったのは残念だが、それ以上に恩恵を受けているとも思う。
恩恵といえば、DeepL という新しい翻訳ツール の精度が高くて驚いた。文書のチェックや作詞など色んな場面で使ってみたが、語学習得の考え方がまるっきり変わるだろうという気がした。
OpenAI の ChatGPT も試してみた。自分の名前で質問すると面白いらしいと聞き試してみたら、ベーシストだということになっていた。色んなアーティストのサポートをしながら、自分のCASIOPEAというグループで活動していて「ベースの神様」と呼ばれているという回答だった。即座にこんなウソを返してくる技術って気味が悪い。どんなデマでも作れてしまう。と思ったら、そんなことを専業にしている企業が実際にあることをPodcastで知った。
Stable Diffusion でイラストを描かせてみたりもした。適当な言葉から、雰囲気の良い絵を何パターンも作ってくれる。でも、何度試しても馬は5本足、鳥は3本足。魚か葉っぱか分からない奇妙な生き物も現れて困る。
新しいものといえば、久々に自分のアルバムをリリースすることになりました。ジャケットはStable Diffusion に描かせたイラストのうち気に入ったものをベースにして、Apple Pencil と iPad を使って自分で描き直してみました。
レーベルの勧めもあって、シングルを3枚出してからアルバムを出すことになってます。今日4月19日はちょうど2枚目のシングルリリース日。ミュージックビデオも、最近知った新しいツールをたくさん使って作りました。でも結局、新しい技術を使って昔ながらのものを作っている気がする。なんだかんだ言って古いものも好き、いや古いものが好きということなんだろう。
肝心の内容はというと、聴いていて機嫌良くなれる音楽というものを目指しました。寝起きの30分を快適に過ごすための音楽。全編生楽器の柔らかな音になっています。
以上の文章「である」と「ですます」が混雑してますね。遠慮がちな気持ちの時は「ですます」になってしまうなんてこと、AIには分からないんだろうな。あ、でもこんなことを書くと、すぐに学習されてしまうのかもしれない。
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