Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
日々の業務に忙殺されていると、あれついこの間書いたと思ったらもう順番回ってきたの?という感じでこのコーナーで日々の経過の速さを実感します。もう3月か。さて、今回も最近聴いて良かったものを紹介していきます。
4月に実に6年ぶりのアルバムが出るというfeist の先行シングル。相変わらずカッコいいですね。
アルバムも楽しみ。音に凄みがあって圧倒的な説得力。
オールドスタイルのジャズというフォーマットで洗練されたアレンジ、そして何より歌と曲が素晴らしく良い。
「スタンダード」という言葉の意味とその強さを再認識。
数年前に75年リリースのNEIGHBORHOODSが突然再発されて話題を呼んだErnest Hoodの未発表音源が昨年末にリリースされていました。これも内容が素晴らしかった。所謂フィールドレコーディングと各楽器のセッションなのだが、とてもリラックスしていてナチュラルアンビエントといった趣。元々ジャズギタリストで病気でだんだん楽器を持てなくなってしまったという彼がギター以外の楽器も使って表現する音響世界。
全然古さも感じさせない素晴らしい作品群。最近は立体音響の仕事をする機会が多いのだけど、こういう音 を立体音響でミックスして聴いたら面白いだろうなと。
ニューアルバム。この人は相変わらずサウンドが格好良い。
普遍性を持ったソウルミュージック。
次から次へと楽曲を発表して本当に多作な人だなあと。しかも発表されるものが毎回全然異なる様々なコンセプトに基づいていて今回は1992年から2004年にかけてリリースされたR&Bやソウルのヒット曲の数々に独自の解釈を付け加え再構築したもの。でも何をやってもこの人の『節』があって面白い。
この人全然情報ないのですが、tiktokで人気の人だそうで。
曲は面白くてどれも良かったです。
彼がアメリカ、カナダと各地をツアーする過程で制作されたというアルバム。
ロードムービー的アプローチとも言えようか。
今回は全部インストですが、マルコ節は健在で心地よく聴ける作品。
イギリスのシンガーソングライターだがジャズの要素を取り入れた巧みなコードワークは他のアーティストと一線を画す感じ。フォーク、ソウル、ジャズを行き来する豊かな音楽性に裏打ちされた懐の深さを感じました。
ロングカットを用いたMVも見応えあります。
デビュー以来もの凄い数の作品をリリースし、最近はドラマ映画の劇伴音楽なども作ってきたClarkが突然歌を歌いたくなり、歌もののアルバム制作を決意。それをトムヨークがプロデュース!という事だそうです笑 これは先行シングルですが5月にアルバムが出るそうです。
スペインのエレファントレーベルからデビューした、マーゴガーヤンmeetsスローコアなどという標語を目にする米国で活動する(韓国の?)男女ユニット。こういったドリーミーポップと言われるようなアプローチをするバンドって、ともすると雰囲気だけになりがちですが、彼らは全部の曲の構造がしっかりとしていてポップスとしての強度があるのが良かった。