Toyroメンバーのリレー・コラムです。ぜひ、お楽しみください!(代表・横川理彦)
このコラムの6月8日号でゲイリー芦屋が「全く趣味がない」という事を書いていた。果たして自分もそんな本格的な趣味があるのだろうか?古くからボチボチと続けているもの、最近ハマってるものなど3つ書いてみようと思う。
大学時代から、いろいろ行く様にしている。最近では、6月初旬、ブライアン・イーノの「AMBIENT KYOTO」に。
ソファに座って徐々に変化する映像を見ながらブライアン・イーノの音を複数のスピーカーで聴く。何と幸せな事だろう。トイレで流れていた音楽は、古いビルという事も相まって、なんとも言えない空間を作っていた。たまたまトイレには私一人、人生初の不思議な体験だった。
先週は大阪中之島美術館の開館を記念する特別展「モディリアーニ 愛と創作に捧げた35年」に。
国立国際美術館のすぐ隣に出来た中之島美術館。
同時代のパリで交流があった様々な画家の作品もかなりたくさん展示されていて、充実の内容でした。7月18日まで。
こちらのページで展示作品が多数紹介されています。
モディリアーニ展、14年ぶりに日本で開催ーー世界初公開作品の肖像画など約40点から『愛と創作に捧げた35年』を追憶
この一ヶ月で2つ展覧会に行ったが、行かなかった時期もあったり、常に月に何度も行っている訳ではない。あらゆるジャンルの美術に行く訳でもなく、20世紀以降のものがほとんど。画家に関する知識もわずかで、シンセサイザーほどのレベルではない。果たしてその程度で趣味と言えるかどうかは疑問だ。
昨年から始めたベランダ菜園。今年は青唐辛子、唐辛子、バジル、大葉に挑戦中。
特に青唐辛子はお気に入りでうまく育ってくれている。今日、二度目の収穫をした。味噌和えにしてご飯のお供に。かなり辛くて気に入っている。
まだまだ初心者、というか全くの素人なので、もっとうまく大きく大量に育てたいが、そのノウハウはまだ不勉強。ホームセンターで買ってきた苗や種に、ちょっと肥料と水をやってるだけ。本を買って読んでいる訳でもなく、ネットでちょっと調べた程度で趣味と言えるはずもない。
1と2に比べると、もう少し趣味と自分でも思えるのがラーメン屋巡り。東京時代は、そこまで調べまくって巡る程ではなかったが、荻窪「春木屋」、六本木「天鳳」、南青山「かおたんラーメンえんとつ屋」、馬事公苑「百麵」、「ザボン」などがお気に入りだった。大阪に戻ってきてからは関西のラーメン屋を調べて行く様になった。
お気に入りは茨木「紡」、中書島「きらり」、桜の宮「光龍益」、鴻池新田「而今」など。ただ、東京でお気に入りだった二郎系、家系、油そばが関西ではあまりないのがちょっと寂しかったのだが、最近はかなり増えてきて、好みの店をどんどん発見している。
二郎系は高井田の「あいすべきものすべてに」、そして今年発見したのが家系の出町柳や今出川にある「あくた川」。かなりのお気に入りになって、この二ヶ月で3度行った。
油そばの店も増えてきた。関西で一番お気に入りになったのが福島「KOZOU+」。まぜそばと油そばの違いは明確ではないけれど、具の多い、タレが強い台湾風まぜそばは、あまり好きではなくて、シンプルな油の香る油そばが好きなのだけど、この店はそういうタイプで好みだった。チャーシューが厚くて細長い。ハサミを借りて焼肉みたいに切って食べた。
東京でラーメン屋に行っていたのは20年前の話。その後も新店が大量にオープンしている訳だから、今話題の東京の店などは全く知らない。せいぜいSUSURU TVで情報を得る程度だ。今後どれだけ「気になる店」に行く事が出来るだろうか?年齢を考えても、毎日ズルズルという訳にはいかないし、ましてや一日何軒もはしごラーメンなどは無理。その程度で、趣味と言うのは甘いだろうか?
という訳で3つ、すぐに思い浮かんだ趣味を書いた。他にも「大衆酒場、立ち飲み屋巡り」も好きだが、もう「食」が趣味とか言い出したら「テレビ見る事」「YOUTUBE見る事」「散歩」「スーパーの半額セールを狙う」なども趣味と言ってしまえそうだ。笑
結局、本職のシンセサイザーほど、興味を持ったり、調べたり、心から好きで、続けているものは何もないのかもしれない。仕事よりも好きな趣味、、、。むずかしい。